国語 算数 理科 しごと

国語 算数 理科 しごと―子どもと話そう「働くことの意味と価値」

国語 算数 理科 しごと―子どもと話そう「働くことの意味と価値」

先のエントリーを書き終えてから読み始めて、今読み終えた。
内容自体はとても単純なことなので、するすると読める。
簡単だと感じるのは、学生時代に簿記を少しかじったし、既にサラリーマンとして働いているせいもあるのだろう。
現在学生として大学や高校生で、就職を考えている人ならば、この本を読む時間を作ることを勧めたい。
内容の章分けは、曜日単位となっていて月曜日〜金曜日は父と娘の会計のお話し。
土曜日は夫と妻の会話になっていて、仕事についての話になっている。

第1章 月曜日 お父さんの仕事は何か
第2章 火曜日 商売をはじめてみよう
第3章 水曜日 「儲け」とは何か
第4章 木曜日 約束を守るために
第5章 金曜日 仕事の種類は無限大
第6章 土曜日 妻との会話―お父さんの宿題

個人的には、土曜日の話は興味深く読むことができた。
収入の多寡と立派な仕事としての序列は別、というくだりは共感できた。

月〜金曜日の部分は、簿記をちょっとでも勉強していた人にとっては退屈かも知れない。
けれど、お金の扱いをまったく学んだことがない人には是非とも読んでもらいたい。
専門書のように難しい言葉を使わず、イラスト入りの説明なので身構えずに読むことができた。
学校の図書館にも一冊ぐらい並べて貰いたい本だ。