朝イチでメールを読むな!/酒巻久

仕事ができる人に変わる41の習慣 朝イチでメールは読むな! (朝日新書)

仕事ができる人に変わる41の習慣 朝イチでメールは読むな! (朝日新書)

序章 人間の能力は何で決まるか?
1章 時間・仕事を管理できる人、できない人の習慣
2章 上司とうまくやれる人、やれない人の習慣
3 章 部下をうまく動かす人、動かせない人の習慣
4章 情報収集・整理・アイディア出しがうまい人、へたな人の習慣
5章 勉強して自分を伸ばす人、伸ばせない人の習慣
6章 交渉に強い人、弱い人の習慣
7章 会議を活かす人、活かせない人の習慣
8章 チーム・工場をうまく動かす人、動かせない人の習慣
9章 打たれ強く出世する人、しない人の習慣

先日読み終えたが、読書メモを残していなかった。
読み終えたが、書名の「朝イチでメールを読むな」だけの主張だけじゃなかった。
当たり前か。
著者がキヤノン電子の社長ということもあり、製造業の事例ばかり挙がっている。SI会社に勤めている身としては、捉え方を考えなくてはならず読み辛い箇所やらも多々あり。その割に面白く読めたのは坂巻氏の力だと思う。飲食業や小売りに従事している人は他業種は気楽になもんだなとしか思えないんじゃないかと。

P.34
準備と反省のサイクル、習慣こそが、人を成長させるのだ。

帰りの電車の中で今日の仕事を振り返り、翌朝の準備に反映させることが重要らしい。考えすぎるとよろしくないとは思うが、事実は事実としてのみ受け入れて、同じ失敗は繰り返さない、今日の成功は明日の大成功に繋げるには良さそうだ。これを無意識の習慣でできると、何事にしても良い感じになりそうだ。

P.39
「与えられた」仕事は、誰だって面白くない。だから、そういう状況は、なるべく避けるようにしたほうがいい。
 そのために一番いいのは、サラリーマンの場合、上司から仕事を与えられる前に、興味を持って打ち込めるような仕事を、自分で作ってしまうことだ。

そんなの簡単に行くのかよ、と思った。数年前に話題に上っていた「ドロのように働け」と言われていたのはこれが難しいことだからじゃないのか。そうはいっても、僕はプログラマなので自宅で好きなようにタスクを作って、勝手に活動する余地があるのは幸せなのかもしれない。会社の業務時間中は勝手なことはできないから、楽しめる方向に業務内容を変えていくのはアリだな。

P.44
いい残業は、仕事に対する「責任感」から自分で行う残業

これで行動をしていたら、会社から出られなくなってしまう。食う寝る以外の時間は全て仕事になってしまいそうな身では、「いい残業」というものは作りたくない。そういう人は多いんじゃないだろうか?これには賛同できない。社長だからこそ言えるのじゃないか。

P.57
人間の親しさは、会っている時間に比例する

言われてみるとその通りだ。同じ会社の属していたからって、親しさはかけらもない。親しさが必要な相手には会う回数、時間を増やすべきだな。佐藤優氏の本でも、そんな記述を何度か見たのを今思い出した。一緒に仕事をしているチーム内の人には、それなりに親近感を感じる。

P.66
「人に親切にする」

これはまったくできていない。いつも疲れた感じを持っているせいだろう。少しずつでも心がけなくては。

P.76
よく出入りするような会社の秘書には、お菓子などのお土産を欠かさず持って行くこと。

良いことを聞いた。どうやって渡したらよいのやらわからないし、その場次第だと思うので、これを忘れないようにしたい。
お土産作戦が出回ってしまったら、全国の秘書さんがプクプクになりそうで心配だ。
いずれはお茶とか、別のものに変わるかな?

P.106
自分で考える癖を付けさせること

難しい。今も未経験で入社してきた人に教えながら仕事をしているけど、方向だけを伝えて答えを伝えないのはさじ加減が難しい。自分で解決できるようにしないと、ずっと答えを教える必要になってしまうから、それだけは避けたい。

P.162
勉強したことの理解を本当に深め、自分のものにするためには、これまで何度も述べてきたように「書くこと」も欠かせない。

プログラムの勉強をしているときに、非常に実感する。本だけ読んで勉強し、書いてある部分だけを理解するのは簡単だ。実際にプログラムを書いて、実用に耐えられるものにするにはそれなりの深い知識が必要になる。字面だけわかっても無駄なこと、しっかりと忘れないようにしたい。