フォト・リテラシー 報道写真と読む倫理/今橋映子

フォト・リテラシー―報道写真と読む倫理 (中公新書)

フォト・リテラシー―報道写真と読む倫理 (中公新書)

目次
写真は真実か?
決定的瞬間という罠
一枚の写真から
フォトジャーナリズムの成立―両大戦間パリの事例から
写真における「現実」
2 写真の流通現場
組写真の時代
写真集という物語
3 読む倫理のために
写真と異文化表象
写真は世界を救うか
ニヒリズムを遠く離れて
あとがき

積読状態だったのを、SCANSNAPで取り込む前に紙で読んでみたかったから読んだ。
読者に写真好きを想定しているのか、昔のカメラマンの名前を羅列されてもよくわからないです。
土門拳の名前は知っているけど、名前だけ。他の写真家の名前も有名な写真やキャプションも、自分には判らないです。
けれど一気に読めた。
この本は写真を観る立場を想定しているのみで、撮る観点はあまり書かれていないのが物足りない。
少し、素人を考慮に入れてくれると、読みやすくなるのに残念だ。
写真が小さいのも惜しかった。