国家の罠 外務省のラスプーチンと呼ばれて

拘置所内の記述が一番面白い。毎日出版文化賞特別賞受賞の帯も伊達じゃない。
出版から時間が経っているし、刑自体も既に確定しているとwikipediaには載っていた。
だけれども、外務省に興味がある人は読むのを勧めたい。
著者の外交官としての活動している時期から、北方四島の扱いに絡んだ活動も記述し、拘置所内や保釈・裁判での判決が出るところまでが書かれている。通常の雑誌では目にすることができない、ロシアの習慣までも書かれている。好奇心の強い人は興味深く読めると思う。
著者の佐藤優氏と鈴木宗男氏は、どんだけ田中真紀子が嫌いなのかと思った。自民党に、鈴木宗男田中真紀子が同時に所属していたとは、今思うと面白い物だな。

国家の罠 外務省のラスプーチンと呼ばれて

国家の罠 外務省のラスプーチンと呼ばれて