ヴァンダル画廊街の奇跡

電撃小説大賞“金賞”受賞だとの触れ込みだから読んでみた。
登場人物の描写が少なく、特に心理描写が少ない。
なので、ストーリーを追っていても、ライトノベルのはずなのに
登場人物の名前や性格を、自分の中に描くのが難しかった。
小説を読んでいて、登場人物の動きを想像できないのは久しぶりのこと。

題材は面白そうなものを書いてたりするんだけど、男主人公のサイボーグという扱いも必要性がないし
これじゃ、単なるモンスターみたいだ。
SF要素はがっつり入れるか、外した方が良いだろう。
ページ数も多いから、最後まで読んでくれる人も少ないんじゃないかな?
息抜きに軽く読みたかっただけに残念だ。
この場合は、編集はもっと頑張れ、仕事しろ、と言いたくなった。

ヴァンダル画廊街の奇跡 (電撃文庫)

ヴァンダル画廊街の奇跡 (電撃文庫)