ネットビジネスの終わり ポスト情報革命時代の読み方

最近、パパとなった山本一郎の本を読んだ。
新書サイズでハードカバーという、初めてみる装丁で驚いた。
それだけに、届いたときにカバーが若干破れていたのが悲しい。

読んだら分かるけど、ニチャンネラっぽい言い回しがあったり、ゲーム業界の辺りは具体的に分かりやすかったりして
著者の好きそうな分野が分かりやすい。こういう書籍は好きだ。
ブログに掲載していたのが元ネタのせいなのか章立ては普通だけど目次が妙に細かい。

まえがき―低成長時代の産業社会とは
第1章 「ものづくり信仰」から「売るためのシステムづくり」へ
第2章 瀕死のメディア産業
第3章 アニメ、ゲームが成長産業になれない理由
第4章 情報革命ブームの終焉
あとがき―不確定な世界を生きるために

これを読んでる間、日本に住んで仕事をしてる自分は先が暗いんじゃないか?と思ったりした。
小さいシステム会社に勤めている身では、この本に出てくるWEB上での仕事では
利益が出ない≒予算をかけようがない
となって、

  1. 発注元の会社はお金がなくてピーピー
  2. 発注先にもお金を出すのを抑える
  3. ウチの会社はお金もらえなくて清貧を目指す

となりそうだ。しかし、コストをかけずにコンテンツを作成できれば、例としてあげられている新聞社やアニメ制作会社・ゲーム制作会社みたいな目に遭わずにすむことになる。
そんなサービス作れれば良いだろうけど、Youtubeみたいにユーザーがコンテンツを作成してUPしてくれても
それを配信するインフラにコストがかかるから難しいね。。
ならば文字だけでもと思うけど、2CHみたいな文字主体のサイトでもネットワークの転送量で苦しんでいたし。

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